製作物を作る際、テンプレートがございます。
テンプレートはCDなどディスクのレーベル(ラベル)や紙ジャケットデジパックなどケースのサイズなどが記されております。
こちら各社様々ではございますが、匠プレスですと3本の基準線がございます。

この3本の線は一体、何が何の線で、それぞれの線は結果どうなるの??

そんな疑問を持たれた事ありませんか??

今回はテンプレートの3本線の役割について解析してまいります。

CDプレス匠のテンプレートのガイド線の仕組み

弊社テンプレートを例にお話ししますが、仕上がり線、ヌリタシ線、仕上がりの内側の線があります。

ガイド線にはデザインをレイアウトする際の役割分担があります。

仕上がり線

ジャケット等の仕上がり位置を表す線、つまり実際のジャケットのサイズです。

ヌリタシ線

主に背景色や画像がある場合の目安の線で、仕上がり線よりも外側にある赤色の実線です。

仕上がりの内側の線

読ませたいものや見せたいものが、しっかりと印刷表現されるガイド線となっております。

こんな経験ありませんか?

その1
ガイド線に合わせ画像を配置したつもりだが、完成した製品は画像位置が思ってたよりも内側になっていた…。

その2
内側の線を断裁線と勘違いして画像をレイアウトしていた。

その3
ジャケットサイズに合わせ黒色の下地をレイアウト、完成製品の縁に白い隙間が出ていた…。

その4
仕上がり線ピッタリに作成したことで、断裁による小なズレにより印刷されていない白紙が見えてしまった。

その5
文字をジャケット幅に合わせ配置、思ってたより文字の両端が切れてしまった…。

その6
ヌリタシ線を実際のサイズと勘違いして文字を配置していた。

単純な勘違いや思い込みから起こってしまう場合があります。

独自のガイド線の消し忘れもミスの原因となる場合がありますので注意が必要です。弊社でのテンプレートはデザインを入れるレイヤーを区別しており、仕上がり線は Line に、ヌリタシや内側の線は、Guide に、デザインは何も入っていない Layer1 となっております。

上記はデータ制作時の注意点ですが、工場による誤差が出る場合もありますので少しお話しさせていただきます。

印刷後ジャケットはトムソン加工で一枚ずづ自動で型抜きされます。ブックレット等はデザインが入った紙の束をまとめて断裁します。レーザーで基準を作りデジタル表示にて作業するのですが、温度や湿度で紙の大きさが変化するため誤差が生じてしまう場合もあるのです。仕上がり線から内外に3mmの線はあくまで目安となっていますが、印刷事故を未然に防ぐ対策として表示していますので、ご参考いただければ仕上がりも満足のいくものとなると思います。

画像使用でヌリタシが作れない場合の調整方法

画像使用でヌリタシが作れない場合の調整方法を2つ紹介させていただきます。

画像の幅が足りずヌリタシがない場合

切れる線を基準に複製した画像を反転しつなぎ合わせます。基本的にヌリタシ部分は断裁されますので反転した画像は解らなくなりますが自然なヌリタシを作成できます。

背景画像の色に変化がない場合

CMYKの置き換えも可能でございます。スポイドにて背景の色を拾いその値に近い色で目隠しすると同化したように見えます。よくあるのは黒い画像のヌリタシ部分の追加です。この時の画像がグレースケールかCMYKかで変わりますが、見た目のモニターに頼らず必ず数値にて合わせてください。

まとめ

テンプレートの3本線の役割についてはお分かり頂けたでしょうか?
それぞれが非常に重要な線でありますので、それぞれの線内に収めて頂けます様にデザインの作成をお願い致します。

デザイン作成の際にわからない事がございましたら悩まずお気軽にお問い合わせ下さい。

最後までご覧頂きましてありがとうございました。