紙系ジャケットケースとブックレット（歌詞カード）特殊紙素材のご紹介

CDプレス匠へのご来店誠にありがとうございます。

早速ですが、皆様は紙ジャケットやデジパックそしてブックレット（歌詞カード）の紙素材というと何を連想されますか？？

紙ジャケット系の基本素材について

紙ジャケット系の基本的な紙素材は、次の3種類です。

※リバースボード紙とは、画用紙のようなザラっとした質感が特徴の紙素材です。
※クラフト紙（別途有料）は茶色で荒い繊維の紙素材です。

ブクレット歌詞カードの紙素材は、大きく分けて次の2種類があります。

※ウッドフリー紙（別途有料）とは、上質紙のようにザラつきのある紙です。

上記がホームページでご案内しております、紙ジャケットの基本的な素材です。

さて、ここからは匠がご提供できる紙系ジャケットケースとブックレットの特殊素材とコーティングをご紹介いたします。

アイボリーの素材は、近いものですとリバースボードのような両面がザラっとした質感の紙素材です。

また、アイボリー素材とリバースボードの違いは色です。画像をご覧いただけます通りリバースボードは若干黄色味かかった白です。一方、アイボリーはより白地です。
※画像は名刺サイズのカードがリバースボード、ジャケットケースがアイボリー紙素材です。

アイボリー素材は、手書きアートなどのデザインにオススメの紙素材です。

アイボリー紙はリバースボード同様にインクの吸収量が多いのでダーク色（黒や茶、その他）の色の濃淡がくっきりと出ます。

ですので、グラデーションがかっている箇所などが多いデザインですと、意図しない仕上がりとなる可能性があります。特にアーティスト写真など画像をのせられたデザインには注意が必要です。

金・銀コーディング肢とは、用紙自体が金・銀のフィルムでコーティングされた紙素材です。

「金・銀の特色インクで印刷をしたら、思ったより色が薄かった…」と思ったことはありませんか？

デザインで他の色の中にポイントとして金・銀の印刷をするのであれば、特色印刷がオススメですが、金・銀の割合が大半を占める場合と、デザインが単色の場合などはこのコーディング紙がオススメです。例えば、銀のマット紙でしたら、金属系のジャケットケースになります。

オフセットフルカラー印刷または、UVインク印刷が可能です。

上部画像は銀（マット）紙を使用した印刷です。

鉄を表現したい箇所をヌキにしたデザインをすることにより、リアルな表現ができます。さらに、イエローを透過させることによりゴールドにも見せられます。

背面のストライプ部も同じく若干透過させることでシルバーがかったグレーになります。

デザインを工夫することにより金属系がリアルに表現できます。

トレーシングペーパーは透過した用紙です。用紙の厚みは様々ですが、厚みがあるほど透過率は下がります。なお、印刷はUVインク印刷が可能です。

トレーシングペーパーは透過した用紙ですので片面印刷が基本です。しかし、意図的に両面に印刷をし、この透過を活かす方もいらっしゃいます。

CD・DVDのジャケットケースはデザインと一緒に、そのデザインに合う紙素材を使用することにより表現が変わります。大切な作品ですので思う存分こだわりを出していただきたいです。

今回は紙系ジャケットケースとブックレットの特殊素材とコーティングをご紹介いたしました。CDプレス匠へは日々、様々なご質問やご相談をいただいております。

「この様なデザインだったらどの紙質でコーティングはどれがオススメか？」「これに近い紙質はあるか？」などです。

難しいという判断となることもございますが、できる限りご要望にお応えできますよう複数工場、紙問屋を揃えご対応しております。

是非、お考えのジャケットケースについてお気軽にお問合せください。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。