匠プレスでは定番の紙ジャケットデジパックプラケースとなどはもちろん、特注・特殊CDジャケットケース、パッケージの製作も可能です。

特に紙系のジャケットケースは色んな加工や印刷が可能で人気があります。

最近はケースに拘りたいなどのお問い合わせを多く、同業者さんからも「こんなジャケット作れる?」というお問い合わせもいただきます。

今回は弊社の特注・特殊CDジャケットケースが仕上がる過程を画像を用いながらご紹介いたします。

想像から世界で一つのCD・DVDのジャケットケースを作ります!

特殊ジャケットケースの作成には次の6つのステップが必要です。

  1. お問い合わせ
  2. お見積りのご案内
  3. 型の制作
  4. カットテスト
  5. 試作品の完成
  6. テンプレートのご案内

順番に解説していきます。

1.お問い合わせ

まずは、皆様が想像されているジャケットを手書き、イメージ図としてご提出いただきます。

2.お見積りのご案内

ご提出いただきましたイメージを基にお見積もりをご案内いたします。

3.型の製作

現地型職人さんと共に打ち合わせを重ね、型を作りジャケットの試作を作り上げます。

1.型の図面作成

特殊ジャケットが出来上がるまでの流れ画像その1

ご提出いただきましたイメージ図を元に型の図面を作ります。ここでの作業がジャケットケース製作で最も重要なポイントです。

紙の厚みで折り込んだ時の山、谷とコーティング後の厚みを計算しながら図面を書き下ろします。

2.鉄板の切り出し

図面ができあがりましたら、型の材料となる鉄板を切り出し板に打っていきます。

3.型作り

特殊ジャケットが出来上がるまでの流れ画像その2

ミリ単位の調整を木槌で行い型を作り上げます。

4.カットテスト

特殊ジャケットが出来上がるまでの流れ画像その3

1.完成した型を裁断機にセットしテストを行います。

特殊ジャケットが出来上がるまでの流れ画像その4
2.こちらもミリ単位で調整を行い、テストに合格しましたら型の完成です。

特殊ジャケットが出来上がるまでの流れ画像その5

3.製品で使用する紙で試作を作り組み立てを行います。この時点でジャケットは、ほぼ完成しております。

ここまでの間にお客様は、コーティングを決めていただきます。

弊社では基本、マット、グロス、アクア、リバースボードから無料でお選びいただけます。その他、クラフト紙など様々な種類がご用意可能です。

紙素材若しくは類似紙をご提案する事も可能ですので、お客様が探してこられた紙がございましたらお知らせ下さい。

またコーディングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事「紙ジャケット・パッケージのコーティングはどの様に選べば良いか??」をご覧ください。

5.試作品の完成

特殊ジャケットが出来上がるまでの流れ画像その6
試作のジャケットの出来上がりです。この試作は「写真画像」若しくは「実際の試作ジャケット」をお客様へお届けできます。

特殊ジャケットが出来上がるまでの流れ画像その7

※試作をご確認いただき問題がございませんでしたらテンプレートの作成へ移ります。

6.テンプレートのご案内

弊社制作部にてテンプレートを制作し、完成しましたらご案内いたします。
※特殊ケースをご希望のお客様はお時間がございましたら校正される事をオススメしております。

校正については、こちらの記事「紙ジャケットやデジパック、レーベル印刷の色校正について」で詳しく解説しています。

この後は、通常通りのお届けまでの進行となります。ここまでの流れは平均1週間程度です。複雑な仕様の紙ジャケットですと更にお時間をいただく場合がございます。

定番の紙ジャケットやデジパックでも特別仕様のジャケットケースが作れます!

印刷特色(金・銀)で印刷や箔押しやUVスポット印刷が一番人気です。

次回は特色印刷と紙をうまく利用したジャケット製作についてご紹介いたします。

まとめ

紙ジャケットケースは近年人気が再燃しており、更に特殊な印刷や加工も増えております。

事業立ち上げから10数年経ちますが、今でもお客様のコダワリで様々な発見があり、私達の経験値がさらに上がり続けています。

このコダワリを形にできますよう精一杯、CD・DVD製品作りをお手伝いしてまいります。